うちを訪れる猫たちは、普段はどこにいるのかと気になって、街を歩く時、路地裏や街路樹あたりに隠れていやしないか、ふと目をやったりしています。
そんな今日の午前中。通りの奥を見て気が付いたのです。こんなところに神社があったのかと。30年以上もこの辺りに暮らしていますが、全く知らないでいました。意識しないと見えないも同然ですね。スコトーマ、心理的盲点とも言えるでしょうか。
この弁財天は昔、こんこんと湧き出る清水があり、村人がその恩恵に感謝して弁財天を祀ったとあります。「この地の所有者、安藤与四郎氏の先祖は解脱金剛尊者の御神示により辨天様の霊地であることがわかり、谷畑辨財天の神號を奉り自由が丘の守護神として建立」
通りを入ると奥の方に小さな神社が見えます。ここは路地を入らないと気がつかない場所。
鳥居をくぐると池があり、橋を渡って神社にお参りするようになっています。その池は水脈から汲み上げた水なのか、ポンプによって清水が入れ替えられているように見えます。
この神社周辺地域には井戸が何箇所かあります。井戸水を汲み上げるポンプが残っている場所もあり、水脈が周辺にあるのだろうとは以前から考えてはおりました。
地元の初詣はこれからと考えている時に、この谷畑弁財天を発見し、お参りを済ませました。朝、久しぶりに戻ってきた仔猫たちを見てから、ふと外に出て清水が湧き出る神社に迷い込んでしまう。何かが起こりそうな予感がしています。
風の時代と言われていますが、僕にはこの水のイメージが影響を与えているようです。